遺留分を主張できるのは誰か?

遺留分を主張できるのは誰か?

遺留分を主張できるのは、基本的には「兄弟姉妹以外の相続人」です(兄弟姉妹には遺留分は認められていません。)。

また、遺留分権利者からの承継人(遺留分権利者の相続人、包括受遺者、相続分の譲受人などの包括承継人のほか、特定承継人(ある処分行為に関して、個別的な請求権を譲り受けた人)も含まれます。)。

なお、少し専門的な話になりますが、遺留分権利者の債権者が、債権者代位権(民法423条)に基づき遺留分侵害額請求権を代位行使できるかという点に関して、最高裁は、遺留分侵害額請求権が行使上の一身専属性を有することを理由にこれを否定しています。要するに、遺留分を侵害された場合にこれを取り返す権利(遺留分侵害額請求権)は、これを行使するかしないかは権利者が自由に決めるべきものだから、権利者以外の者が勝手にこれを行使することは認めない、ということです。

本ホームページの執筆者

弁護士 高井翔吾
事務所名池田・高井法律事務所
代表者弁護士 高井翔吾
住所東京都港区赤坂2-20-5デニス赤坂4階
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東京大学法学部、東京大学法科大学院卒。

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